黄昏の天使

 世界が闇に覆われようとしている
 一体どこで道を誤ったのだろうか
 なぜ何一つ守ることが
 できなかったのだろうか
 
 もはや手を差し伸べることさえ
 不可能と知り
 呆然と見つめながら
 くりかえし自問する
 
 かつて天使と呼ばれ
 のちに堕天の名を受けた身を
 受け入れたかの世界が
 闇に没さんとしている

 自らの無力さを思い知る
 光の御子としても闇の御子としても
 不完全ゆえに
 

 

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